未納賃料に関する主な相談内容
国土交通省の発表によりますと、賃貸不動産の未納賃料による主な相談は以下の内容でした。
・家賃支払いが滞った際に無断で借家内に侵入
・無断で鍵交換
・無断で滞納者の処分財産を処分
・強制的に退去
・執拗な督促
相談内容の中には信じられないような回収をしている事案もありますが、滞納者側と家主側で温度差があるようにも感じます。
未納賃料の回収を規制する法律は貸金業法と似ている部分があります。
しかし、未納賃料と貸金業の回収の目的は違います。貸金業の回収は利息を回収できれば目的は達成ですが、未納賃料は次の家賃支払い日までに未納分を回収しておくことが前提です。
未納賃料の回収と貸金業の回収は似ているようですが、性質は違います。
これからも賃貸不動産のトラブルの増加が予想されていますので、事案の性質をしっかり見極めていきたいと思います。