キユーピーに賠償請求~長時間労働でうつ病
長時間労働や工場長のパワーハラスメントでうつ病になったとして、キユーピーの従業員が7日までに、同社などを相手取り、慰謝料など約3100万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
訴状によると、都内の製造工場で課長を務めていた従業員は、2002年10月からマヨネーズ、ゆで卵など複数部門を担当。深夜までラインに立つなどし、月平均177時間の残業を強いられていたようだ。
当時の工場長からは「作業員を遊ばせるな」「何時まで生産しているんだ」と繰り返し罵倒されるなどのパワハラを受け、従業員は翌年7月にうつ病を発症した。(08年、残業とパワハラを理由に休業補償などを申請し、労働基準監督署から労災認定済み。)
さらに、裁判では「出退勤の自由などがない『名ばかり管理職』だった」として、残業代も請求している。 (労働問題)