火災保険-どこまで補償されたいか
今回は、住宅の火災保険の補償についてお伝えします。
まず、ひとくくりに"住宅の火災保険"と言っても、
実際に補償される範囲は、お客様自らが選べる時代となっております。
一般に現在の住宅用の火災保険では、
下記の10項目の補償が挙げられます。
1.火災
2.落雷
3.破裂・爆発
4.風災・ひょう災・雪災
5.水災
6.盗難・盗難によるき損、汚損
7.給排水設備の事故等による水ぬれ
8.建物外部からの物体の飛来・落下・衝突
9.騒じょう・労働争議に伴う暴力・破壊行為
10.不測かつ突発的な事故による損害
金融の自由化(平成8年)前に加入された火災保険は、
どちらの保険会社で加入されたとしても、
原則、1~9までの補償タイプの火災保険(総合保険)と
1~4までの補償タイプの火災保険との、
どちらかに分けられます。
(銀行で住宅ローンを組んだときに
長期一括払で保険料を払って加入したままの方は、
この機会に一度補償内容をご確認されてみてはどうでしょう)。
10の事故というのは、例えば、
お子さんが遊んでいる時にミニカーを投げて
リビングのドアを破損してしまった場合や、
お掃除の最中、たまたま掃除機がテレビに当たって
壊してしまった場合などの突発的な事故にあたります。
この補償が金融の自由化以後新たに登場した補償で、
ここまで補償されるものを
"オールリスクタイプの火災保険"と呼びます。
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保険は幅広く補償される方が良いに決まっていますが、
補償が広ければそれなりにコストもかかるものです。
そこで、一部の保険会社では最近、1~3の事故のときのみ
補償するという割安な火災保険も出てきております。
事故時の経済的損失が明らかに甚大なときだけ補償をしてもらい、
その分コストを抑えたいというニーズに応えて登場したものです。
しかし、今は余裕がないので割安な保険で十分とおっしゃる方でも、
よくよくお話を伺いますと、やはり安心のために、
もう少し余裕ができたら、より補償範囲の広い保険に変えたい、
とおっしゃる方がいらっしゃいます。
そのようなとき私は、
「火災保険は、住宅購入時などにローンの年数分一括でご契約、
という形が一般的(長い年数分を一括で払うと保険料がその分
割安になる、最長36年まで)ですが、
途中で解約しても一定額は解約返れい金が戻りますので、
余裕ができましたら解約して入り直すという方法もありますよ」
というご提案させていただいております。
<参考保険料>
(※2009年8月現在 株式会社損害保険ジャパンの新家庭保険で計算の場合)
試算条件 東京都、C構造、保険金額(建物2000万円)、一括払の場合
保険期間 1年 ⇒ 30,800円
保険期間36年 ⇒ 754,000円
(1年あたりの保険料 約20,950円)
※試算条件(構造や割引)により保険料が変わることがございます。
(2009.08.27 SJ09-02734)
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