お客様は断る理由を探している
損保業界は3大メガ勢力に統合されようとしています。
どうやら国内シェア争いとパイの限界といった中、
海外でのビジネスに重きを置き始めているのは間違いのないところです。
そういった中、もっと身近な所で損保業界の大きなうねりは始まっています。
不払い(未払い)問題に端を発した業務改善。
そして経費・コストの圧縮による損保代理店の淘汰です。
皆さんの周りでも「この度、○○保険代理店に代わって、
保全・継続のお手伝いをすることになった■■保険です」
などといった案内を、突然目にしたりしてはいないでしょうか。
「10年前に57万店あった損保代理店は2008年度に21万店まで減少」
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こういった流れの中、代理店を畳まれる際のお客様を
私たちがお手伝いするケースが、
(私たちにとっては有り難いことに)とっても増えています。
ここで出くわすのが、継続手続きやご挨拶に伺った際、
「他の代理店に代えるから」「○○さんじゃないなら止めます」
といったお断りワードです。
損保はモノ保険と云われ、加入の必要性を誰もが感じています。
一方、健康状態を問われたりする生命保険と違い、
チェンジし易いといった特徴もあります。
環境の変化や複数社による比較検討もせず、
判で押したように「前年同条件」での更新手続き。
しかも顔の見えない「やっつけ営業」。
お客様は、私たちの良し悪しを判断する前に、
汗をかかず知恵も出さない、このような"保険屋さん"に
辟易としているだけなのです。
「どうせ何かあっても出ないんでしょ」といった、
信じられない言葉すらいただくことがあります。
そう・・・繋がっていたのは良くわからない義理人情のみ。
"保険"は、起こり得る(起きては困る)リスクに対して
未然に打っておく対策の一つ。
小さなコストで大きな経済的負担をカバーするものです。
世知辛い昨今、どなたもコストダウンや正しい情報を得たいはずです。
だから、私たちは日夜、保険の正しい普及に努めたいと考えています。
一人でも多くの方が、ムリ・ムラ・ムダのないご契約をしていただきたい
と考えています。
・保障の内容やサイズが的確であるか。
・優先順位や環境にマッチしているか。
・決して保険ありきではなく、リスクありきで検証されているか。
・損保単品だけではなく、生命保険や社会保険をも考慮した
総合的判断になっているか。
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この文章を書いている今、保険情報ステーション(弊社来店ショップ)に
「生命保険の相談をしたいのですけど予約させて下さい」と電話が。
会う前に分かっていることは、この方(ご家族)は、
生命保険の相談にとどまることなく、
総合的な依頼や相談になるであろう、
何故なら、そうしなければ正しいリスク対策は出来ないから・・・。
話を戻しましょう・・・
「断る理由」があるようでは、"保険屋さん"として
職務怠慢以外何物でもない、と言えます。
(少しカッコつけ過ぎですが、戒めも込めて)
是非皆様にも、トータルで管理や相談の出来るプロを
そばに置いておくことをお勧めします。
"何に加入するか"よりも、
"本気になってあなたのリスク対策を考えてくれるか"
が大事ですから。
お客様は「断る理由を探している」を肝に銘じて
活動を続けて行きたいと思います。