保険はただ入ればいいものではない
皆さん、こんにちは。
普段私は、主に損害保険(火災保険や、自動車保険など)分野で
お客様と接する事が多いのですが、基本は、生命保険も損害保険も
すべて任せてくださいというスタンスで仕事をしております。
そこで、今日は生命保険についてお話したいと思います。
生命保険文化センターが3年に1度実施している
生命保険に関する全国実態調査の結果が、ホームページ上で公開されています。
その中で、生命保険の世帯加入率は下降気味ではあるものの、
86%と依然として高い数値を保っておりました。
中でも私が注目していた項目は、ある意味予想したとおりの結果であり、
残念でもありました。
もともと生命保険に加入する理由は、自分(世帯主)に万が一のことが
あったときに、残された家族の生活を、少なくとも経済的な面だけは
保障する事であると思っています。
別にくさい言葉でも何でもなく、愛であったり、責任だと思います。
にもかかわらず、「世帯主に万一の場合の家族の生活資金に対する
安心感・不安感」という質問項目に対する回答が、3年ごとの調査で、
ずーっと、ほとんど変わっておりません。
今回の調査結果を記しておきますと、
・「大丈夫」「たぶん大丈夫」 (安心) ・・・・・ 26.4%
・「非常に不安である」「少し不安である」 (不安) ・・・・・ 71.6%
・不明 ・・・・・ 2.0%
(参考:生命保険文化センター 平成21年度「生命保険に関する全国実態調査」)
確かに昨今の経済事情では、分かっていても満足な金額を掛けられない
という側面もあるでしょうが、それにしても、相も変わらず7割以上の人が、
生命保険に加入しておきながら、世帯主に万一の際の経済的な安心さえ
感じていないという結果に、保険を普及する立場として恥じる思いもあります。
一家の大黒柱である前に、ひとりの人間として大切な存在に何かあって、
精神的に普通でいられる筈はありません。緊急事態です。異常事態です。
そんな中でさらに経済的にまで重圧がかかったら大変だから、
保険が効力を発揮するのです。
その大事な保険がせっかく掛けていてもきちんと機能(経済的には不足なく)
しなければ、何のために掛けているのか・・・と、思ってしまいます。
今は生命保険と損害保険の垣根がなくなってきており、
特約で保障(補償)がダブっていたりすることもあります。
私は、今回の実態調査のレポートを見て、初心にかえるとともに、
やはり、自動車保険から医療保険などすべての保険を任してもらうことで、
補償のダブリなどをなくし、コストセーブし、優先順位の高いものには
必ず手厚い保障(補償)をご提案していかなくてはと、
改めて思いを強めました。
そして幸いな事に、私のまわり(会社の先輩・同僚)には、
それぞれ得意な分野を持った人間が多数いるので、
そのみんなの力を借りながら、ご満足いただけるリスク対策を
世の中に広めていこうと思っております。
そんな私から読者の皆様へのお願いは、保険は商品単品や、
生命保険、自動車保険、傷害保険といった分野ごとに見るのでなく、
すべてのリスク対策を、最適・最善・最良の方法で
手にしていただきたいということです。
そして、是非私共にお声掛けいただきます様、
よろしくお願いいたします。