医療環境が変化してきています
昨今の入院日数は年々短くなってきています。
それは医療技術の進歩や医療費抑制の流れを受けていると思います。
入院日数は短くなってきている一方で、入院一日当たりの自己負担
額は増える傾向にあります。
また入院した際に治療方法の選択肢が増えているほか近年では公的
医療保険制度の給付対象とならない先進医療を受けるケースも増え
ているなど、まさに治療の多様化が進んでいるようです。
◎先進医療とは?どれくらい費用がかかる(生命保険文化センター)
このような医療環境の変化をふまえると、保険会社が販売する入院
保険「1日いくら保障」するといった入院日数に連動して保障や手
術の保障するタイプだけでは入院した際の自己負担を十分にカバー
できないこともあります。
そこで各保険会社はこうした医療環境の変化に合わせて、次々と新
しい商品を出してきています。
ガンと診断されると給付されるガン診断一時金や三大疾病になった
ら(保険会社の所定の条件を満たした場合)一時金を受け取れると
いった保険は割と普及しているかと思います。
最近では、公的医療保険制度の給付対象とならない「先進医療」に
対応した補償が広まりつつあります。
先進医療を受けるにあたって、かかる技術料の自己負担分を精算し
てくれるタイプやその種類に応じて定額で保障してくれるタイプが
あります。
この他、差額ベッド代や窓口で支払う3割負担分など先進に限らず、
かかった費用を保険金額まで精算してくれる保険などは、入院日数
に関わらず補償してくれるので有効な保険だと思います。
入院日数は減っているのにかかる医療費が増える傾向にある中、従
来の日額タイプの保障だけでなく、最新型の保険と組み合わせるこ
とによって、ケガや病気の際の自己負担分を十分にカバーできるケ
ースも増えるでしょう。