会計も過去も書き換えられない!
新宿区 西新宿 の 税理士 木下竜哉 です。
パソコン、DVD、ゲーム機等々、今やこの世はデジタル時代です。
便利さと引き換えに我々が失ったモノ。
それは「事実というものの重み」ではないでしょうか。
ボタン一つで消去、リセットできるということ。
つまり、過去の事実を書き換えられるということです。
たとえばデジカメで撮った写真は、パソコンでいくらでも修正ができます。
ひと昔前、フジカラーのTVCMで樹木希林が
「美しい人はより美しく、それなりの人はそれなりに。」といっていましたが、
そんな素敵な時代はもう終わってしまったのでしょうか。
実は、会計の世界もリセットや書き換えが横行しています。
会計ソフトという便利なものが普及したことによって、
その傾向に拍車がかかっています。
たとえば、
会社の決算をする際、利益が出過ぎたからといって、
「節税」という幻想に惑わされ、
1年前まで遡って会計ソフトを書き換えて経費を水増しする
といったようなことです。
このようなことをして、果たして
会社の実態を正しく把握することができるのでしょうか?
事実を捻じ曲げて、
会社に輝く未来は訪れるのでしょうか?
会社法第432条1項には、
「株式会社は、-(中略)-、適時に、正確な会計帳簿を作成しなければならない。」
とあります。
このなかにある『適時に』という文言からは、
「遡って」とか「書き換えて」といった言葉は
どう考えても浮かんでこないですよね。
そこで登場するのが、書き換えられない会計ソフトです。
数ある会計ソフトのなかで遡って書き換えられないのは、
今のところ当事務所の推奨するTKCの会計ソフトだけです。
遡って書き換えられないということは、すなわち、
会社法のいう「適時に」作成された帳簿であるということになります。
当事務所では、TKCの会計ソフトを導入されたお客様に
「会計帳簿の適時性に関する証明書」というものをご提供させていただいております。
詳しくは、当事務所までお気軽にお問い合わせください。
村上春樹氏の小説「1Q84」に次のようなくだりがあります。
『天吾がやらなくてはならないのはおそらく、
現在という十字路に立って過去を誠実に見つめ、
過去を書き換えられるように未来を書き込んでいくことだ。
それよりほかに道はない。』と。
BOOK1、BOOK2と発売された1Q84ですが、
村上春樹氏は続編を執筆中とか。
来夏に出版予定だそうです。
さて、
村上氏は「BOOK3」に
どんな未来を書き込んでくれるのでしょうか。
いまから楽しみです。
「会計も過去も書き換えられない!」
だからこそ、今を、未来を、精一杯頑張ることができる。
そんなことを考えている今日この頃です。
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