Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか？

A.特許権や実用新案権、意匠権、商標権、著作権についてのご相談や権利取得のお手伝いを中心に行っております。特に、中小企業やベンチャー企業、これから企業しようとされている方への知的財産に対する戦略等のアドバイスに力を入れています。特許相談は、生活雑貨から材料、機械、ソフトウェアまで幅広く扱っています。知的財産権の価値の評価や、ライセンス等でのご相談も承っています。

Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。

A.お客様は基本的に日本全国、海外の方もいらっしゃるので特にエリアは限定していません。メールでの受け付けは24時間、電話での受け付けも深夜・早朝以外は土日祝日でも行なっています。会議や移動で電話に出られないこともありますが、そのときは後で折り返しご連絡しています。これから企業しようとしている方で平日にお時間の無い方や時差のある方は夜間を中心にご連絡するようにしています。

Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか？

A.知財戦略は誰でもいつでも一律というわけではなく、その会社、その人、そのときの状況によって異なります。特許一つにしても、発明から権利化までを非常に急ぐ技術、次々に生まれるアイディアを包括的に権利化したい技術、発明したこと自体を世の中にアピールしたい技術等、様々なケースがあります。弊所では、出願人や発明者の方から、発明の内容をお伺いするのはもちろんのこと、技術の位置づけ等についても丁寧に伺い、その都度、適切なアドバイスをするように心掛けています。また、講習会等への積極的な参加等により、法改正や技術知識の更新に常に努めております。

Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか？

A.大学、大学院と理系で6年間学び、研究開発職の経験をし、特許を含めた調査や明細書作成に関わるようになり、直接出願での経験を重ねるにつれ、やりがいを強く感じ、もっと深く知りたいと思って勉強を始めたのがきっかけです。発明者の方が発明についてお話されるのを聞くのはいつも新鮮で楽しいです。権利取得されたときはもちろん、関わった発明品が製品化されて市場に出たときも嬉しいですね。

Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。

A.知的財産権について、もっと多くの方に知ってもらいたいと思っています。そのため、中小企業の方やベンチャー企業の方の経営者や、知財担当の方のための初心者向けセミナー講師のご依頼は積極的に受けています。

Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか？

A.特許庁へのアクセスが便利でありながら、下町情緒あふれる場所であるところです。夏は隅田川の花火が見られるんですよ。

Q.趣味・最近はまっていることはございますか？

A.旅行が好きです。遠くへの旅行だけでなく、近くでも行ったことのない場所を巡り、その土地の食べ物をいただいたり、風景を楽しんだりしています。人との出会いも楽しいですね。それから、スキーは毎年しています。長野に行くことが多いです。

Q.最近面白かった事、感じたことはございますか？

A.徐々に一般の人にも評価についての意識の高まりが出てきたなと感じています。また、年々、著作権についての意識も高くなってきたと感じていますね。

Q.座右の銘、好きな言葉はございますか？

A.仕事について心掛けているのは、「一所懸命」ですね。一つ一つのご依頼について、全力を尽くしています。『他の先生に「発明ですらない」と言われてしまったが諦めきれない』といったご相談もあります。そういったケースで、ご相談をお受けし、実際、特許取得まで至ったケースが１つならずあります。それは、発明者の方が大切にしているアイディアについて、発明者と一緒に様々な方向に視点を当てながら、懸命に知恵を絞った結果だと思っています。

Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。

A.試験勉強の内容と仕事での実務内容とは全く同じではないし、好きでないとできない仕事だと思いますので、まず仕事体験をして、自分に向いていると分かってから勉強したほうがいいと思います。それから、勉強はつい無理をしがちなので、健康管理に気をつけてください。

Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。

A.弊所では、ご相談料を安価に抑えています。出張相談も承っています。ですから、出願までは考えていないけれど、知財について知りたいという方、権利取得を目指したいが何をしたらいいか分からないという方もお気軽にご相談ください。出願をされた方で、悩みを持たれている方はお早めにご相談ください。早い段階でご相談いただければ、取れる戦略も多くなりますので、お早めにご相談いただければと思いますね。知財は、特許だけ、商標だけでなく、様々な権利を、トータルで、しかも長期的な戦略で考えることが大事だと考えていますので、弁理士を1個1個の出願について利用されるだけでなく、顧問として活用される事をお勧めします。