江東区 社会保険労務士 大林史宜先生を取材!!
事務所名 | おおばやし社会保険労務士事務所 |
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住所 | 〒136-0072 東京都江東区大島1-3-1-508 |
最寄り駅 | 住吉駅 |
電話番号 | 03-3637-3162 |
営業時間 | 月~金 9:00~17:00 ※時間外、土日祝日もご対応いたします。 |
事務所詳細 | > 事務所紹介ページはこちら |
Q.業務内容にも様々な分野があると思うのですが、主にどのような分野に力を入れていらっしゃるのですか?
A,人事・労務に関するコンサルティングに力を入れております。特に労務管理、就業規則、賃金制度についてのアドバイスを行っております。また、大学を卒業してから60歳まで企業に勤めておりましたので、その実務経験を通して培った知識・ノウハウなどをサービスとして提供できるのではないかと思います。企業の経営に関して実体験として体得している部分がありますので、企業経営者の方にも情報提供ができると思います。
Q.営業エリアや、営業時間をお聞かせください。
A、現在は東京都内を中心に一都三県のお客様がほとんどですね。昔の知り合いの関係で愛知県や宮城県のお客様もいらっしゃいます。もちろん月に一度はお客様先へ訪問しております。
営業時間は一応9:00~17:00となっておりますが、その通りになっていないのが現状ですね。土日も働いていますし、良いことか悪いことかわかりませんが、ONとOFFの区別が無い状況ですね。先日もお客様とお話していましたら、22時になっていました。
Q.お仕事に対して特に大切にしていらっしゃることは何ですか?
A、企業の存続、そして成長のためにも経営者と労働者が共存共栄で企業の成長を図っていくこと、そういった連帯感を大事にしていきたいですね。例えば、就業規則を従業員を締め付けるための道具として考えてしまうのは間違っていると思います。もちろん規律は重要ですが、従業員のためにも役に立つ就業規則を作成し、従業員が進んで経営に参画できるようにしたいですね。また、顧問契約をしていただいているので、当たり前かもしれませんが、私は経営者の立場に立ったアドバイスを行っております。
Q.このご職業をどういった経緯でご選択されたのですか?
A. 定年まで勤めた会社を退職してから大学に再入学し、中国の古代史を勉強していたのですが、あまり思うようにいきませんでした。その後の人生をどうしようかと考えていた時に、卒業した大学の学部が法学部だったので、法律を生かした士業の世界に飛び込んでみようと決意しました。その中でも社会保険労務士が自分に一番適していると思い選択いたしました。定年→大学再入学→資格取得→現在とやや回り道をしてしまっているような気はするのですが、これまでの経験を生かしていきたいですね。
ちなみに、中国の古代史では司馬遷のあたりが好きです。
Q.今後の指針等がございましたらお聞かせください。
A. 人事・労務に関してもっと強くなりたいですし、本当の専門家になりたいです。労務、特に労働法の部分ですね。企業経営の一番の要になっているのはある面では労働法だと思います。従業員の目線に立った企業経営というものがクローズアップされてきていますからね。労働とは何かということについて突き詰めていくと労務管理の重要性が浮かび上がってきます。確かに、企業の中でも人事・労務の分野に強い方もいらっしゃるでしょうが、それはあくまで内部からの視点だと思いますので、外部から経営者の方へアドバイスできるような専門性を強めていきたいですね。
また、事務所といたしましては、東京のど真ん中に事務所を構えて何人も職員を抱えてということは全く考えていないですね。事務所の拡大よりも一つ一つのサービスに対しての質を向上させていきたいですね。
Q.事務所に対してのお気に入りなどはございますか?
A. 自宅兼事務所ですので、私の妻も一緒にサービスいたします(笑)。
この江東区という場所は下町情緒が溢れておりますし、水彩都市ですので小さな河川が縦横に張り巡らされており、大江戸の名残が残っております。そこがセールスポイントでしょうか(笑)。
Q.趣味・最近はまっていることはございますか?
A. ゴルフ、水泳、野球観戦、旅行ですね。最近は東北に旅行に行きました。秋田、岩手、宮城と回りました。三か月に一回くらいのペースで各地を旅行しております。また、愛知県出身ですので代々中日ドラゴンズのファンです。中日が勝った翌日のスポーツ新聞は舐めるように読みます(笑)。
Q.最近面白かった事、感じたことは御座いますか。
A、2~3年前からお付き合いさせていただいているお客様の企業業績が最近目に見えて上がってきたことですね。社長はもちろん従業員も一心同体となって努力されたのが目に見えて非常に嬉しかったです。
また、子供が3人いるのですが、一番上の娘が結婚したことも嬉しかったですね。実は先週が結婚式でした。私は子供が3人いますので、現在の少子高齢化社会においては非常に貢献していると言えると思います(笑)。
Q.座右の銘、好きな言葉はございますか?
A.「共生、共感」
共に生き、共に感じようという言葉通りの意味ですが、企業の経営に関してもこの考え方を持って行ってほしいと常にお願いしております。
「河を渡って、木立の中へ」
私の精神的な支えの言葉ですね。こちらはアメリカ南北戦争時の南軍のE・リー将軍の言葉なのですが、河を渡るというのはこれから戦闘に飛び込むということ、木立の中へというのは安らぎが待っているということを意味しております。戦いからから逃げてはいけませんし、常にそういった心境で心がけてなければいけないといった意味ですね。この心境が好きで、こういった気持ちは非常に大事にしております。
これら二つの言葉は好きですね。
Q.これから同じ士業を目指している方々にメッセージをお願いします。
A. 一生懸命資格を取ろうとしている若者が多く見られますが、自分の資格を生かし切れていないように感じます。競争が激しいのはわかりますが、ただ資格を取っただけになってしまっているように思います。多くの合格者が毎年出ているのですが、開業出来ているのはほんの一部だけですね。これからの時代はやはり専門家の時代だと思います。社会保険労務士に何が出来るのかを一生懸命模索してほしいですね。
また、現在の社会保険労務士の業界は、社会保険関係の手続き業務だけで終わってしまってはいけないと思います。難しい時代環境ですが、人事労務を通して社会貢献できるようにしなければならないと思います。保守性を脱皮して、社会保険労務士の地位の向上を業会全体で取り組まなくてはならないのです。それこそ、革新の気持ちが求められています。
Q.このレポートをご覧になっていただいた方へメッセージをお願いします。
A,私自身、日々研鑽しておりますし、迅速・親切・丁寧をモットーに尽力いたしますので、お気軽にご相談・問い合わせいただければ幸いです。
また、士業にも様々な業種がありますが、それぞれの殻に閉じこもるのではなく、共存共栄、お互いGive&Takeの関係で特に他の人に何かを与えられるようなGiveを大切ににしたいですね。