◇面接交渉ってなに?◇
面接交渉とは、
離婚に際し、子供を引き取らなかった親が、
子供と会うことをいいます。
面接交渉の決め方は、例として「毎月1回会う」というように決めます。
子供を引き取らなかった親は、子供の成長を見たいでしょうから、
子供に会いたいのは当然のことです。
しかし、子供を引き取った親は、
別れた相手と子供を合わせることを嫌がるケースも多いようです。
また、子供にとっても、同居していない親と会うことが、
子供の成長にとって有益といえますが、
場合によっては、子供を精神的に不安定な状態にさせることもあります。
あわせて、親権者を決める場合に、「親権を渡す代わりに、面接させろ」と
解決の手段として面接交渉が使われることもあります。
また、面接交渉を認めさせることにより、自分の言い分を通せた気になり
気が治まることもあります。
しかし、そこには、もっとも重要視しなければならない、
子供の福祉という観点が抜け落ちています。
面接交渉は、子供の福祉にとって、何が重要かという観点から決めるべきでしょう。