☆相続人の特別受益とは☆
特別受益とは
相続人が複数人いる場合で、その中の一部の人だけが、
被相続人から生前贈与や遺贈を受けると、
その一部の人が余分に財産を取得することになり、
相続人間で不公平になってしまいます。
そのような場合、余分に財産を取得した人について、
特別受益分として、贈与あるいは遺贈を受けた分を含めて
相続財産を計算することにより、
相続人間の公平を図ります。
特別受益は、結婚して支度金をもらった、
住宅購入資金を援助してもらったあるいは車をもらったなどです。
例えば生前贈与を受けていた株式の価格が大幅に下落した、
もらった車がもう廃車寸前のポンコツになってしまった
などの事情で現在の価値が非常に低くなっていても、
相続時の時価で計算します。