原発事故 田邉康雄のリスクマネジメントISO31000(1)
「電気工事技術者の被爆」本日(3/24)午後のテレビで一斉に報道されました。一昨日私に電話をして来られた「スガワラ」様でないことを祈っています。
―― 過酷現場で国民のために奮闘する「鬼神」のようなエンジニア
手足を切断され、両目を潰されたエンジニアが、その上に、毒ガスが充満している中で火災を起こしている工場を「何をやっているのだ、貴様の工場の火を早く消せ」と責任の無い野次馬から罵られています。現場を私が経験した化学工場に譬えるとこんな状況です。ここは他人事ではなく、全国民的バックアップが必要です。
―― 以上は、すでに3月16日にこのブログで述べた内容です。これを読んでいただいたのでしょうか。3月22日午後、福島原発で働いておられる「スガワラ」様からお電話を頂きました。このことはすでに述べました。「スガワラ」様は以下のように言われました。
「今父親、従弟、そして私の三人が作業から帰ってきた。(東電社員が叩かれる中)先生のブログを見て(放射線の中の作業の厳しさを)分かってくれる人が(東電外部にも)いるということを知って元気づけられていた。(ブログ最終回と知って)一言お礼を言いたくて電話した」と。
「スガワラ」様のお声は泣き声だった。それにつられて私も鳴き声で応答した。御名前をお聞きするだけがやっとだった。私は回答の中で申し上げた。「ブログで紹介させていただきます」と。
―― 「スガワラ」様ではない。
と、このことを祈っています。
だからと言って、他の人ならばよいとは決して思っていません。
もしも「スガワラ」様が私のブログを引き続いて読んでいただいているなら、私に御連絡ください。私のブログはまだまだ継続します。