日本証券業協会、上場廃止銘柄の流通促進のための制度整備に関する報告書を公表
1.情報元 日本証券業協会(http://www.jsda.or.jp/html/houkokusyo/pdf/ryutu_wg.pdf)
2.日 付 平成19年11月21日
日本証券業協会は、平成19年11月21日付けで、取引所上場廃止銘柄を保有する投資家に対し、投資家保護を図りながら換金の場を整備するとともに、上場廃止企業の再生を援助できる仕組みを整備することを目的に、同協会内部に「取引所上場廃止銘柄等の流通に関する制度整備ワーキンググループ」を設置し検討を実施し、報告書を公表しました。
上場廃止銘柄の受け皿制度の構築については、金融商品取引法上の店頭売買有価証券市場として制度を構築するのではなく、現行のグリーンシート制度におけるフェニックス区分をリニューアルするなどの基本方針と取引所への要望が記載されています。
主な概要は下記のとおりです。
1.流動性確保のための方策
2.グリーンシート銘柄制度との分離
3.金融商品取引所における売買制度を活用した換金機会の拡大
報告書では、これらを踏まえた上場廃止後の換金制度を明らかにしていますが、上場廃止企業の再チャレンジについては特段の仕組みを構築するには至らず、既存のグリーンシート銘柄制度を活用することが期待されると述べるにとどまっています。
詳細につきましては、上記URLをご参照下さい。
情報提供元:ファイブアイズ・ネットワークス(株)