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帳簿上の現金残高、本当に手元にありますか?

年に一度、申告書作成のためだけに会計ソフトに入力する会社様の場合、帳簿上の現金残高と手元にある現金残高に大きなずれが出ていることがよくあります。

・領収書の紛失やもらい忘れ
・記帳の間違い
・社長が持って行ってしまった
・従業員が持って行ってしまった
・そもそも現金残高を毎日チェックしていなかった
などなど、様々な理由が考えられますが、税務調査でそのずれを指摘されると少々やっかいな問題になります。

会社の記帳自体がいい加減ではないかという疑惑が生まれますので、細かいところまで調べられてしまう羽目になったり、差額は社長が責任をとると言うことで、役員賞与(税務上節税効果がないにもかかわらず源泉所得税が取られる)にされてしまい、多額の税金をむしり取られるとか、がんばっても役員貸付金で元本と利息の返済をしなければならなくなったりと面倒なことになります。

現金の一致は帳簿の信頼の要ですので、きちんと管理しましょう。
管理にコストをかけられない場合は立替金精算などを活用して、現金を持たない仕組みを構築すればOKです。

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