FXは脱税するほど儲かるの?
為替証拠金取引(FX取引)に注目が集まっています。少ない元本で大きな利益を得るチャンスがあるのと、最近の人気もあいまって、投資の経験があまりない人もだいぶ入ってきているようです。
もともとリスクが高い商品だなんて皆さん知っているわけで、話を聞くとパチンコに行く感覚とそれほど変わりません。
パチンコは負ければ手持ちのお金がなくなってしまいますが、うまく当てればお金を増やすことができます。FXも予想を外せば手持ちのお金がなくなってしまうのですが、うまく当てれば大もうけという構造はそれほど変わらないのです。最近は若い経営者が携帯電話で取引している姿も見かけます。
ところで、FXを個人でやると雑所得になってしまうので、儲かったら高い税金がかかり、たとえ損しても他の所得と通算できないという不利な取り扱いになります。脱税が多いのもこのあたりも少し関係があるかもしれません。
実は法人でもこの取引はできますので、FX専用に法人を立ち上げて取引を行っていく方も増えてきました。青色申告の場合、もし損をしても7年間損失の繰り延べができますので、安心ですし、儲かったとしても節税の幅が個人と比べものにならないほど大きいからです。
とはいえ、設立費用や税理士費用などもかかるので、ある程度の規模で利益を稼いでもらわないとちょっともったい気もしますね。