接待交際費の領収書が出てきた!
会社の決算が終わったあたりで「悪い!、これも入れておいてもらえるかな」と領収書を持ってくる社長にお心当たりがある方は結構多いのではないでしょうか(私だけ?)
実はこの交際費なのですが、税務上いつ経費になるのかという問題があるのです。
たとえば、今期は銀行対策で利益を出したいので、交際費の精算を翌期に回しておこうなんて人もいるかもしれません。しかし、交際費が税務上経費になるのはあくまで「接待交際を行った日」ですので、そうは問屋が卸しません。きちんと申告書上で修正しないといけないのです。
中小企業の400万円の枠を使い切ってしまったから翌期に回そうとする人も無駄な努力になります。
では、利益を出すために決算上は交際費を全く計上しないでおいて翌期に全部精算して計上してやろうという極端な会社はどうするかというと、交際費の枠がある中小企業なら、法人税の申告書上でだけ計上して節税するという荒技も使えたりします。(動機が不純なのでそもそも使うことはないと思いますし、銀行さんも申告書を見れば普通わかりますから。)
こんなことを日々考えているとおもしろいのですが、あまり一般の人に理解してもらえません。