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人件費も仕掛品になる

年末や決算期末になると、つい忘れそうになるのですが、ソフトウェア開発や建設やら、実際に人が長い期間動いて経費がかかるにもかかわらず、請求書の発行や検収が後にずれ込むような業種の場合で、期末をまたいで未納品のサービスがあったりする場合に発生する仕掛品の計算です。

売上がまだあがっていないにもかかわらず、経費だけ計上することが難しいので、仕掛品として人件費部分も資産計上しておく必要があります。それが、1つのプロジェクトだけやっている人たちばかりなら良いのですが、中小企業の場合掛け持ちであることが多く、プロジェクトごとの按分計算をしたりしなければいけないことが発生してきます。あとになってから「思い出して書きなさい」というわけにもなかなか行きません。

可能性がある場合は、関係者全員で、早めに労働時間の比率を記録しておく必要がありますから注意してくださいね。

-【警告!】------------------------------------------
節税対策はナマモノです。たとえ現時点で有効であって、数年後には封じられることもありますし、対策の時期、目的、規模、期間、あるいは対象の個別事情によっては当初想定されていた効果が出ない場合があります。実際の実行にあたってはきちんと専門家に相談して自己の責任において行うようにしてください。
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