起業の準備のための経費
会社を作るために、書籍を買ったり、専門家と打ち合わせをしたり、取引先を探したりなどでいろいろと支出がかさむこともあります。
でも、この支出ってまだ会社ができていない以上経費にならないのかなと思ってしまいがちです。
しかし、きちんと事業をするために使ったものであれば、会社ができてからの経費にできる可能性が高いので、領収書なども安易に捨てずに取っておきましょう。できたら領収書余白でかまわないので、何に使ったかをメモしておくと後々、税務調査などでも立証が簡単です。
その一方で、個人事業の場合だと、いったいいつから事業を始めたのかがよくわからないこともありも多いようです。きちんと事業として行う意思を持ってから使った経費であれば、例え赤字になろうとも堂々と開業届を提出して、きちんと申告したいものです。 他に多少でも所得があれば税金も安くなったり、還付を受けられたりすることがありますしね。
しかし、サラリーマンの副業となると、話は複雑です。
そもそも事業所得ではなく、雑所得という区分になってしまうので、たとえ経費を積み上げて赤字になったとしても切り捨てになってしまうのです。おかげで給与からマイナス部分をいっさい差し引くことができないというからくりです。
会社にフルタイムで勤めながらだと、なかなか節税も難しいようです。
経費をたくさん落とすためには、がんばって売上げを上げるしかないというわけです。
副業もなかなか楽ではありませんね。
◆節税対策はナマモノです。たとえ現時点で有効であって、数年後には封じられることもありますし、対策の時期、目的、規模、期間、あるいは対象の個別事情によっては当初想定されていた効果が出ない場合があります。実際の実行にあたってはきちんと専門家に相談して自己の責任において行うようにしてください。
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