印紙ついでに、こんな小細工もありますけど
そうそう、領収書の印紙ですが、明細ごと何枚かに分けて3万円を切るようにするテクニックはよく見かけますね。また、消費税分だけ別に領収書を切るというのも見たことがあります。あまりお客さんが並ばないお店であればちょっとした経費節約になります。
それ以外だと、そもそも電子データで契約書を作成して電子証明付きで保存するというようにすれば、そもそも印紙は貼れませんので節約になります。とはいえ、取引相手も同意しないとできないことですので、なかなか普及していません。
中には、こんなことを考える人も出てきます。
お互いにメールで契約書をやりとりするという方法です。
しかし、実はこれ、本気になると偽造できるのです(編集できますから)。よっていざ裁判になってから、「それは偽造されている!」とか言われてしまうと、言った言わないの水掛け論になってしまいます。
どこまでケチるのかによって、リスクも変わってくるわけですよね。
そうそう、ちなみに税務調査ですべての契約書について印紙を貼ってあるかどうか調べられたのは、未だかつて1度しかありません。法人税の調査で何も出ないので、半分やけくそで見てましたね。バレると3倍返しですから、きちんと貼っておかないと損をするのは言うまでもありません。
まあ、印紙を調べられても、普通はお土産程度の税額にしかならない場合が多いので、調査自体はこちらの勝ちということですかね。
とはいえ、多くの契約書に印紙が貼っていない場合はかなりの金額になってしまいますから、調査の前にきちんと貼っておきましょうね。
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