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新エンジェル税制のもう一つの側面

新しいエンジェル税制で、個人から会社に出資する場合がクローズアップされていますが、ファンドを組成して出資する事でも控除が可能になる見込みです。

今まで、何件か独自にヒアリングしてみたところ、あまり外部に名前を出したくないというエンジェルの方も多いようです。というのは、法人税の別表二という株主名簿みたいな部分に有名な人が入っていると、それをもって「こんな有名人も投資しているのだから安心ですよ」というように名前を使われてしまうリスクがあるのです。
そもそも、このエンジェル税制の最大の控除を受けるためには所得が2,500万円(40%の制限が1,000万円の制限ぎりぎりになる水準)必要ですので、やはり、ある程度有名な方から出資が入ると言うことが多いと思います。

プロから見ても、あまり良い事ではないですし、そもそも忙しすぎて、投資先の企業がきちんと経営されているのかのチェックもできないことが多いでしょうから、そのあたりはプロのファンドマネージャーに任せて監視してもらった方がよっぽど投資の成功確立は上がるのではないかと思います。
せっかく投資しても、無駄金や役員の報酬だけに消えてしまうのでは、節税のメリットよりも損失の方がよっぽど大きいということになりかねません。

少なくても、毎月試算表をきちんとつくるのと、総会での財務諸表はきちんとつくらないとズルズルとお金がなくなってしまい、しかもそれに気づかないということもあります。

そんなこんなで、最近は「投資事業有限責任組合」を使った投資スキームの準備に入っています。監査をしてくれる会計士を探すのが、このご時世では大変ですね・・・。

エンジェル税制の最新情報はこちら
エンジェル税制ドットコム

-【警告!】------------------------------------------
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