利益が減少したときに真っ先にすること
決算書はそもそも会社の代表取締役が責任を持ってつくるものなのですが、現実問題として全ての事を社長が行うことには無理があります。
多くの会社では税理士が決算を組んで、最終的に社長の承認をもらって、申告書を税務署に提出することになると思います。
税理士がどういう考えで決算書をつくるかを知っておくといろいろとわかることも多いと思いますので、今まで見てきた多くのパータンで解説していきたいと思います。
今回はシリーズものにしてみますね。
今日は第一回目と言うことで、「利益が減少したときに真っ先にすること」 というシリーズで行ってみましょう。(あまりこんな事を書く人もいないと思いますしね。)
それは、ある意味節税などではほぼ自動的にやることの逆です。
■「未払金や買掛金の計上を減らす」
当然、利益が出ていればたくさん計上することで節税になるのですが、計上しないことで税務署は一切文句を言いませんので、今まで重箱の隅をつつくように計上していた経費を計上をほどほどにするというわけです。
これは、前の期の貸借対照表と並べてみればすぐにばれますし、あまりやり過ぎてしまうと自分の会社の業績を過大評価してしまうことになりかねませんので、気をつけましょう。
税理士に、「なんとか利益を出してください」と頼むとこのあたりから調整が始まることになります。
さて、明日は何かな?