利益の区分も重要です
あまり気にせずに特別利益を計上している決算書を見かけます。
これ、見方を変えるともったいない気がします。
なぜかというと、銀行から見ると特別利益がいくら上がっていようとも、それは一時のことで、次の気には無くなってしまうと考えます。
しかし、雑収入などに入っていれば、来期も続く可能性があると考えたりします。
この裏を返すと、引っ越しなどの時に修繕や解約損失が出たりしますが、そんなもの事務所移転損失とかいう科目をつくって、特別損失に入れてしまえば、来年は発生しませんよとアピールできます。
結果の利益は同じでも、見た目ががらっと変わりますので派手にならない範囲でご活用ください。
決算の数字は、明細などとは関係なく結果だけで一人歩きしますから、注意が必要です。
ちなみに、我々が何でわかるかというと、法人税の申告書に勘定科目内訳書というものがついていまして、雑収入などの内訳や、特別利益や特別損失もきちんと書かれているのです。