ちょっと済みません。この領収書の時計、どなたにプレゼントしたのですか?
接待交際費の領収書をあさっていくと、いろいろとおもしろいプレゼントが出てくる場合があります。実際に時計やバックなどはよく見かけます。そうそう、ゴルフクラブとバックのセットなどというのも見かけたことがありますね。もちろんきちんと説明できるものでない限りは、それとなく難しいですよとはお伝えして自粛してもらっています。
とはいえ、さすがに100万円を超えるような金額の時計をプレゼントするということはよっぽどのことがない限りないはずです。
しかも、かなり目立ちます。
こんな取引は頻繁に出るものでもないわけですから、贈った相手方のこともはっきりと覚えているはずなのですが、それすら覚えていないとなるとかなり怪しいです。
税務調査で、突然
「社長、腕時計見せてもらえますか?」
なんていわれたら汗が噴き出す人もいるかも知れません。
もし本当に名前を出すことができない人に贈っているとすると、今度はその税金分まで会社が負担しなければいけなくなる場合が出てきます。
それが、「使途秘匿金」です。かなり高い罰金を払わせられることになりますのでくれぐれもご注意ください。
p.s.友達の社長で、フ○○クミュ○○ーみたいなのをしていたのがいますが、社長という立場だと、誰も疑わないので、数千円のニセモノと数十万円の本物を交換してくれと言い出す人もいたぐらいです。(種明かしはしてましたが、本気でだまされてました)
見栄をはるのは安いものだなと思いました。