この方々への支払の内容を細かく教えてもらえますか?
税務調査でさんざん戦うのは個人的に大好きなので、判例や国税不服審判所の採決例、条文や通達の解釈やら民間の調査データなどまで持ち出して、2時間ぐらい議論してみたり、あーだこーだやっているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
調査官の方々にとっては非効率この上ないと思うのですが、そんなことをしているうちに矛先が変わってくるときがあります。
会社に税務調査に入ると、ナマのデータに接することができるため、別にこの会社から取れなくても、他から取るための基礎資料を入手できるのであれば万々歳なわけです。
例えば、個人の外注業者やアフィリエイターのリスト、ネットワークや代理店ビジネス証券関係の場合は儲けてる人のリストなどです。
そもそも儲かっているのだから確定申告をするのは当然なのですが、していない人が多いらしく、そういう方々が一網打尽にやられます。
案外、会社と戦っているよりも、そのリストを合法的に入手できた方が簡単に税金を取れる場合も多いかも知れませんね。
会社の税理士としては、リストがほしいといわれれば「どうぞ」というだけですので、正当な権限の行使に関して文句をいうことも無いと思います。また、会社としても懐が痛むわけではないので、かたくなに拒むということも少ないと思います。
申告義務を守らないやつが悪いといってしまえば、多くの人がうなずくわけです。
ドキッとした方はお早めに申告を済ませてください。