領収書の控えを見せてもらえますか?
領収書を発行した際に横の部分にメモをしたり、複写式になって控えが残るようになっている場合が多いと思います。きちんと管理しておけば経理のミスを防ぐことができますし、不正利用も防止することができます。
もし領収書が悪い人の手に渡ってしまうと、片っ端から現金で売上を回収して、そのお金を持ってトンズラと言うことも可能です。払った相手も正式な領収書をもらっているわけですから、だまされた会社は泣き寝入りということになります。
勝手に使われないように連番をつけたり、はんこの管理をきちんとしたりすることは当然ですが、それでもまだ抜けがある場合があります。
例えば、書き損じということで処理されているものであっても、控えだけ残っていて領収書本体が無くなっていたとしたらどうでしょう。もちろん悪用される可能性があるわけです。
書き損じを安易に捨ててしまったりシュレッダーにかけてしまうと、ついつい隙ができてしまいます。
税務調査では、売上の総勘定元帳と、請求書などの控えを確認し、記帳漏れがないかチェックしたりします。その際に不正が発覚したり、経理ミスが発覚したりすることがあります。
売上の計上漏れを疑われる前に、定期的に確認するようにしましょう。