この期末に買った金券、いったい誰に配ったんですか?
期末近くになって利益が出ていると、大量の販促費をかける会社も出できます。
調子のいいときに、一気に会社の業績を伸ばそうという意図もありますし、たとえ失敗したところで税金が安くなるので、ある程度のリスクを取って業績拡大を図ることも可能なわけです。
とはいえ、誤解を生みやすい取引であるとは確かです。
例えば、期末近くになって金券を大量に購入し、モニターやアンケートの謝礼として配るということも出てくるかも知れません。
きちんと結果が出ていれば良いのですが、単に配っただけだと、事業に使ったかどうかの証明ができない場合も出てきます。
下手をすると、金券ショップに直行という場合もあり得ますので、疑り深い目で見つめられる事になります。
また、事業に使うにしても、残った分は貯蔵品として資産に計上し、損金から除外しなければいけません。これも案外忘れやすいのです。
変に疑われないように、きちんと証拠を残すことが重要です。