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一刻一秒を争う株主総会招集

昨日は相続人からの株式買い取り請求を悪用した会社乗っ取り策を見てみましたが、今日はその対策です。

相続が起きてしまったものは仕方ありません。
この事実を知ったらすぐにやることがこれです。

とっとと株主総会を招集して、定款を変更して買い取り請求の条項を削除してしまうということです。

何しろ先に招集されて議案を提案されてしまったら最後、相続で株式を引き継いだ人たちの議決権が無くなってしまうので、その前に定款を変更してしまうのです。

後継者が決まっているのであれば取締役になっている事も多いので、とにかく早く招集するということです。

当然きちんとした株主総会招集手続きを取らないと、後日裁判を起こされる可能性がありますので、いままでやったことなくてもきちんと招集します。

あとは一目散に、特別決議で定款を変更してください。

これで一安心というわけです。

まぁ、これでほとんどは大丈夫ですが、頭の体操ということで、

時すでに遅し!

すでに、買い取り議案の載った株主総会の招集通知がきていたとしたらというパターンも考えてみましょう。

続きはまた明日。

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