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1株株主がたくさんいるときの弊害

1株だけ持っている株主がたくさんいたとすると、議決権の数ではたいしたことは無くても、会社や役員があるリスクを抱える事になります。

どんなリスクかご存じでしょうか?

多くの会社は定款に、自由に株式の譲渡をすることができない規定をおいていると思いますので、1株だけでも持っている株主は、保有期間に関わりなく株主代表訴訟を提起することができます。
会社に出資することによって損をしたということで恨みが募ると、嫌がらせの意味を含めて訴訟を提起されることもあり得るわけです。
例えば、社長が高級外車を乗り回してみたり、豪華な社宅に住んでみたり、個人的な支出を会社につけ込んだり、仲の良い女性にお給料を支払ったり、自分の資産を会社に高く買い取ってもらったり、場合によっては他社の役員になる事すら他社に有利な条件で取り引きされる事があるので株主にとっては「ムカツク」ことになる可能性があるわけです。

もちろん株主総会の招集手続をきちんと行うことも当然ですし、事業報告書や付属明細書などをきちんと作成したり、平取締役の方々もいつ訴えられるかわかりませんので、きちんと代表取締役を監視・監督しないといけません。

ある意味では当たり前のことですが、実際の中小企業ではツッコミどころが満載の場合が多く、完璧にやろうとすると、少数株主から集めた資本金以上にコストがかかるということすら出てきます。

数人程度の株主であれば順次交渉して、株式を買い取るという方法もあると思いますが、20人、30人となると交渉のためにアポイントを取るだけでも一苦労で、ゴネられてしまうとさらにやっかいです。

何か合法的に対策が取れないものでしょうか?

会社法ではいくつかこれに使えそうな規定をおいていますので、明日以降順次確認してみましょう。

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