止まらない連鎖倒産
国土交通省は、連鎖倒産防止を目的とする下請債権保全支援事業の11月末までの運用実績を発表しました。
発表によると、11月末時点で保証債件数は3460件、保証総額は約164億6900万円となり、利用した下請けなどの数は延べ1343件に達しており、保証債権数、保証総額とも過去最高だったということです。
しかし、実際は倒産手続きをせずに夜逃げのようにいなくなる業社もめずらしくありません。そうすると下請債権保全事業の支援を受けることができなくなり、結果的に連鎖倒産している下請も少なくありません。
建設業界は一つの仕事で動くお金がとても大きいので契約形態を見直す必要もあるように思えます。