増え続ける孤独死
少し前の話になりますが、家主様から滞納家賃について相談を受けました。
相談内容は「70代の無職の男性が1年以上家賃を払わない、滞納家賃を今後どのように支払うか協議したいので立ち会ってほしい」という内容でした。そこで、私は家主様といっしょに借主宅へ行きましたが、何の反応もありませんでした。近隣の方に聞いても「最近見ていない」との事でした。嫌な予感がしたので、警察立ち会いのもと鍵明けをすることにしました。
すると、嫌な予感は的中。中で男性は死亡していました。連帯保証人(息子)がいたので、契約書に書かれてあった電話番号に連絡してみましたが、既に解約されていました。それからしばらく警察官の事情聴取に応じ、その場を後にしました。
いま思い出しても、何とも言えない気持ちになります。
警視庁の発表によると2010年の孤独死と思われる遺体が17万1025体で、前年比から6.3%増です。
増え続ける孤独死は、今後の賃貸経営に大きな問題になりそうです。