店長に残業未払い容疑
「すき家」書類送検
牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショー(東京)が残業代などを支払わなかったとして、すき家仙台泉店(仙台市)の元店長らアルバイト3人が同社を刑事告訴していた問題で、仙台労働基準監督署は10日、同社と賃金担当幹部1人を労働基準法違反(賃金不払い)容疑で仙台地検に書類送検した。
アルバイト側の弁護士によると、同社はアルバイト従業員の男女の残業代などの賃金を適切に支払わなかった疑いがあるという。
告訴していたのは仙台市内に住む男性1人と女性2人で労働組合「すき家ユニオン」のメンバー。
告訴状等によると、3人は時給制のアルバイトとして雇われたが、確認できた平成18年9月勤務分までで残業代の割増賃金など計17万円が支払われなかったとする。さらに、女性の1人は店長だった06年2~5月、他店の応援などに行った際の173時間分の賃金計約14万円を支払われなかったという。
(20.12.10 朝日新聞 -労働問題-)