製造業、残業時間20%減
製造業、残業時間20%減
11月勤労統計 16年ぶりの落ち込み
厚生労働省が26日に発表した11月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、製造業の残業時間は1人平均14時間で前年同月比20%減少した。8ヵ月連続の減少で、減少幅は約16年ぶりの大きさだった。海外需要の低迷から製造業の経営環境は厳しさを増している。
全産業の残業時間は10時間半と前年同月比7%減少した。製造業に次いで落ち込みの激しかったのは鉱業(約15時間)で同17.9%減だった。運輸業や電気・ガス業も全産業の減少幅を超えた。(20.12.26 日経新聞 -労働問題-)