ワークシェア 過半数が肯定
ワークシェア 過半数が肯定
1人の仕事を複数で分かち合って雇用の確保を図る「ワークシェアリング」について、企業の正社員はどう受け止めているのか。 読売新聞とgooリサーチは、ワークシェアリングについてアンケートした。
ワークシェアリングという制度に「積極的に賛成する」人は8%、「望ましくないが、やむを得ない」という人は48%おり、過半数がおおむね肯定的にとらえていた。
一方、自分の勤め先が行うとなった場合、「積極的に賛成する」のは11%、「渋々ながら受け入れる」のは57%と、3分の2以上が「受入れ派」だった。ワークシェアリングは1人の仕事量が減る分、賃下げになるが、賃金水準よりも雇用を重視する正社員が多いことが見て取れる。
自らの雇用環境に関しては、職を失う不安があると感じている人は30%、毎月の給与が減る不安があるという人は52%、賞与(ボーナス)が減る不安があるという人は53%いた。正社員の間にも、雇用や待遇について不安感が広がっていることを物語った。 調査は1月下旬、20歳以上を対象に行い、1077人が答えた。(21・2・5 読売新聞 -労働問題-)