「会社の将来に不安」1位
「会社の将来に不安」1位
転職した理由は・・・
リクルートが転職者に聞いた意識調査で、勤務先の業績不安などから転職を決めた人が最多だったことが分かった。「急激な経営環境の悪化を受け、倒産懸念など必要に迫られた転職者が増えている」と同社は分析している。
転職サイト「リクナビネクスト」で昨年11月12~26日に実施、609人が回答した。同調査は初めてだが、リクルートの別の調査(2006年)と比較すると、転職の理由として「会社の将来性や方向性への不安」(17.3%)が4位から1位へ浮上。好況期に多い「賃金への不満」は、06年は1位だったが今調査では4位に下がった。
「景況が転職に影響した」と答えた人は33.8%に達し、不況で転職を決意した現実が浮かび上がった。一人当たりの応募社数は2~5社が29.9%と最も多く、次いで6~10社が25.6%。「求人数が減り、受かりにくいため応募社数が増える傾向がある」(同社)という。(21.2.10 日経新聞 -労働問題-)