「意識変革」へ専用研修
「意識変革」へ専用研修
富士フィルム、まず課長級
富士フィルムは部長・課長など管理職の「変革意識」を高めるための専用研修を導入した。まずは国内外の課長級の全社員約1200人が受講し今後、部長級にも広げる。
写真フィルムから医薬などに多角化する構造改革を加速するには、中核となる管理職の意識変革が欠かせないと判断した。
研修名は「チェンジ・マネジメント・プログラム(CMP)」。2泊3日の集合研修を実施した後、半年後、1年後に各自の行動を精査する。課長級の全社員が対象で、複数に分けて段階的に実施する。
研修は 5、6人のチーム討議や経営陣との対話が中心になる。課長職の役割などを再認識し、自己変革のきっかけを与える狙い。職場で社員のやる気を引き出すマネジメント理論なども学ぶ。部長級を対象とした「変革推進CMP研修」も月内に導入する。約200人の部長が受講し、部下との接し方などを学ぶ。(21.2.23 日経新聞 -労働問題-)