「心の病」も休業保障
「心の病」も休業保障
「就業不能保険」で新商品
日本生命保険は4月、ケガや病気で長期間働けなくなった会社員に保険金を支払う「就業不能保障保険」の新商品を投入する。新たに妊娠・出産に伴うケガや病気を保障対象に含めたほか、特約をつければ「心の病」による休業も保障する。個人向けではなく企業向けの団体保険とし、日生と契約した企業の従業員が加入できる。
就業不能保障保険は休んだ期間に応じて保険金を支払うが、新商品では保険金支払いの限度期間も現在の24カ月から36カ月に延長する。10万円の死亡給付金をなくすなど商品内容もわかりやすく改める。
日生は現在も団体向けの就業不能保障保険を扱っているが、保険料収入は年5億円にとどまる。同保険の市場規模は現在の年百億円から将来は年千億円まで膨らむと日生は予想しており、新商品で顧客を開拓する。(21.3.9 日本経済新聞 -労働問題-)