不二越、全員自宅待機に
今春入社予定の73人・受注急減で半年間
工作機械メーカーの不二越が今春入社する予定の新卒者七十三人全員を四月から六カ月間、自宅待機させることが十日、明らかになった。主要顧客である自動車メーカーの減産が広がり、受注が急減したため、人員計画の見直しを迫られた。
不二越の内定者七十三人の内訳は高卒二十八人、大卒など四十五人。雇用契約は継続し、期間中は初任給の六割を保障する。受注が早期に回復すれば待機期間を短縮するが、「悪化すれば延長することもあり得る」(人事部)という。内定者に対しては、本社ですでに事情を説明した。
(21.3.11 日経新聞 -労働問題-)