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残業代不払い容疑 古奈屋を書類送検

カレーうどんチェーン

 従業員に長時間のサービス残業をさせていたとして、池袋労働基準監督署は12日、カレーうどんチェーン店「古奈屋」(本社・東京都豊島区)と同社の戸川貞一社長を、労働基準法違反(時間外、休日及び深夜の割増賃金不払い)の疑いで書類送検した。07年に同労基署が是正勧告したが従わず悪質性が高いと判断した。
 調べでは、古奈屋は当時、残業代について1ヶ月に30時間を上限とする打ち切り制を導入していた。その場合でも、超過分については、残業代や深夜割増賃金を支払う義務があるが、不払いだった。
 確認された例では残業が月100時間を超し、1ヶ月当たりの不払い残業代が約20万円にのぼる人もいたという。
 古奈屋は83年に東京・巣鴨本店を創業。現在は六本木ヒルズなどの計3の直営店を展開している。(21.3.13 朝日新聞 ー労働問題-)


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