失職社員の再就職支援
失職社員の再就職支援
人員削減企業と契約
リクルートキャリアコンサルティング(東京・港)など人材サービス各社が再就職支援事業を拡大する。製造現場の社員などを削減するメーカーと契約し、失職する社員が再就職するための研修やカウンセリングを提供する。企業の急激な人員削減が社会問題化する中、こうしたサービスを活用する企業が増えている。
リクルートキャリアコンサルティングは2009年度中に、全都道府県で再就職支援サービスを提供する体制を整える。現在、拠点がない十県に進出する。08年度には拠点を20ヵ所増やし、71ヵ所にした。各拠点は地域の企業や事業所をくまなく回り、求人を開拓する。
再就職支援を得意とするメイテックグループの日本ドレーク・ビーム・モリン(東京・品川)は担当コンサルタントを中心に現在約90人の従業員を百-百十人に増やす。パソナグループ子会社のパソナキャリア(東京・千代田)は人材紹介部門から60人を再就職支援事業に移籍させた。4月からは契約社員向けの再就職支援事業を始める。(日経新聞 -労働問題-)