社内メール・サイト育児休暇中も接続 NTTデータ
NTTデータは六月から、育児休暇に入る社員を支援するために、記憶装置を持たないシンクライアント端末を貸し出す。休暇中でも自宅から、暗号化通信を使い社内システムに接続し、社員向け情報サイトやメールなどを利用できるようにする。
休暇中でも社内の状況を把握したり同僚と情報交換したりできるようにし、休暇が終わる際に業務へ復帰しやすい体制を整える。
NTTデータでは女性社員を中心に年間四十-五十人が育児休暇を取得するという。育児休暇は最大で三年間取得可能。長期間、業務や会社から遠ざかることになるため、端末貸し出しで仕事に復帰する際の不和を和らげる効果を期待する。働きやすい環境を整え、女性社員の定着率向上につなげたい考えだ。
(日経新聞 -労働問題-)