残業 製造業で49%減
残業 製造業で49%減
3月の毎月勤労統計
下げ幅 過去最大に
厚生労働省は1日、3月の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)を発表した。製造業の残業時間は1人あたり8.8時間で前年同月比で49.5%減った。減少は12ヶ月連続で、下げ幅は過去最大。全産業は約2割減だった。給与の落ち込みも大きく、すべての給与を合わせた現金給与総額は全産業で1人あたり3.7%減の27万3561円。景気後退が労働時間と給与の縮小へつながっている。
残業時間を産業別にみると、製造業に次いで減少幅が大きいのは鉱業で41.7%減。海外の景気悪化による外需低迷が影響したもようだ。
現金給与総額を産業別にみると、飲食店・宿泊業の落ち込みが最大で前年同月比11.3%減(12万4078円)だった。(日経新聞 -労働問題-)