賃上げ率1.62%に
賃上げ率1.62%に
最終集計0.22ポイント減/大半ベア応じず
夏のボーナス中間集計と同時にまとめた二〇〇九年春の賃金交渉での賃上げ率(最終集計)は一.六二%と昨年に比べ〇.二二ポイント低下した。業績悪化で大半の企業がベースアップ(ベア)に応じなかった。電機各社では定期昇給を半年から一年間凍結するなどの動きも出ている。
回答した三百六十五社の平均基準内賃金は三十万八千百六円(三十七.三歳)。賃上げ額は五千七十四円で、昨年を六百七十六円下回った。
製造業の賃上げ率は一.七六%と前年を〇.一六ポイント下回った。賃上げ額は五千五百七十一円で、昨年より約五百円少なかった。機械や自動車・部品などで賃上げ抑制の動きが強まっている。
非製造業の賃上げ率は〇八年を〇.四七ポイント下回る一.一一%。定期昇給をゼロとした企業は製造業・非製造業合わせ二十四社(六.六%)。(日本経済新聞 -労働問題-)