派遣社員の加入容認労組は3.1%
労働組合のうち、同じ職場で働く派遣社員の加入を認めているのは全体の3.1%にとどまることが16日、厚生労働省が5年ごとに行っている労組の実態調査でわかった。非正社員でも、パートや契約社員の加入は進んでおり、対照的な結果となった。
組合員30人以上の労組を対象に昨年6月に実施し、2490組合から回答を得た。
非正社員のうち、パートの加入を認める組合は、前回の16.6%から23.0%に、契約社員も15.0%から23.3%に増えた。派遣は、前回の3.0%からほぼ横ばいだいった。
派遣社員は派遣元の労組に加入するケースもあるが、そうした組合との連携を図っているという回答も、0.4%だった。組織拡大のために働きかける対象として、特に重視する労働者を尋ねた結果でも、派遣社員を挙げたのは0.9%で、前回の0.7%からほとんど増えていなかった。(朝日新聞 -労働問題-)