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6月給与、前年比7.1%減

6月給与、前年比7.1%減

 
   90年以降最大 残業代・賞与カット


 働き手に6月に支払われた現金給与総額は平均43万620円で前年同月比より7.1%減ったことが、厚生労働省が3日発表した毎月勤労統計調査でわかった。減少率は比較できる90年以降で過去最大。製造業の残業時間が同4割減るなどして残業代が削られていたところに、大幅なボーナスカットが追い打ちをかけた。
 従業員5人以上の全国3万3千事業所を調べた。所定内給与は24万7851円で前年同月比0.5%の減少にとどまったものの、ボーナスなど「特別に支払われた給与」が16万7044円と同14.5%も減った。
 残業時間は製造業で同40.7%減と大幅に減り、9.4時間。全産業でも同18.5%へって8.7時間となった。この結果、残業代も全産業で同17.7%減って1万5725円にとどまった。残業代の減少は11カ月連続となる。
 所定内給与と残業代、特別給与などを合わせた現金給与総額の減少は13カ月連続。特に製造業は同3.9%減と激しく落ち込んだ。(朝日新聞 ―労働問題―)

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