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川崎市 公共事業に最低賃金制

川崎市条例改正案提出へ

 川崎市は、市発注の公共工事や業務を業者と契約する際、労働者へ最低賃金以上の支払いを義務付ける条例改正案を、26日の市議会定例会に提出することを決めた。仕事をとる為に低価格で入札する業者が増え、そのしわ寄せが労働者の賃金に及ぶのを防ぐ狙い。
 なお、こういった条例を定めているのは、現在千葉県野田市だけという。

 <対象>
①予定価格6億円以上の公共工事
②1000万円以上の警備や清掃などの委託業務
③市の指定管理者業務など

 <業者の義務>
①最低賃金以上の報酬を労働者に支払う
②違反があった場合は、市に申し立てられることを労働者に通知し、申し立てがあっても不利益な取り扱いをしない

 <違反した場合・・・検討案>
①契約を解除
②業者名の公表
③指名停止などの罰則

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