08年離職率14.6% 3年連続で低下
雇用動向調査
労働者のうち退職や解雇で職を離れた人の割合を示す離職率が08年に前年より0.8ポイント低下して14.6%となったことが、厚生労働省が8日発表した08年雇用動向調査でわかった。全労働者のうち新たに就職した人の割合を示す入職率は14.2%となり、前年より1.7ポイント低下した。ともに3年連続の低下となった。
離職理由では「経営上の都合」が1.2%と前年比0.1ポイント上昇した。一方、「個人的理由」が10.1%と同0.6ポイント低下。次の仕事を見つけにくいため離職を思いとどまっている人が多いとみられ、厚労省は「不況の影響が表れた」としている。
職業別では、生産工程・労務作業者の離職率(14.6%)が入職率(12.4%)を大きく上回った。(朝日新聞 -労働問題-)