前回(11月5日付)は、他業種から売り上げアップのヒントを得て、言い訳をせずにいち早く導入するというお話でしたが、さっそく何か行動に移すことができた方はかなり有望です。今日はそんな方々に特別なボーナスを差し上げたいと思います。
どうです、ちょっとだけ気になりませんでしたか? 今日はそんな「特別」をテーマにお話を進めさせていただければと思います。
それでは、特別ボーナスとして、販売時に40-150%の追加利益をもたらす魔法のフレーズがあるので、お伝えしたいと思います。
それは、顧客が購入を決定する段階で、「今日〇〇円以上お買い上げになったお客さま限定でご利用いただける、一般公開されていない店内限定の特別オファーがあるのですが、ご利用になりませんか?」というものです。以前、ご紹介させていただいた限定の力の応用です。顧客にとってはとても価値が高く望ましいものでなければいけませんが実は原価率が低いものがベストです。
例えば、飲食業の原価率は一般に3割程度といわれていますが、「本日5000円以上ご注文のお客さまには、感謝の意味を込めて、メニューにない、当店のパティシエ特製のデザートとコーヒーのセットをお一人様980円の特別価格でご提供させていただきます」と提案してみてはいかがでしょうか。普段は3000円くらいしか使わないにもかかわらず、ついつい余計に注文したり、お連れさんがどうしても特製デザートを食べたいというので、余計なお金を払う羽目になってしまったりすることになります。人間は「限定」や「特別」という言葉にとても弱いのです。
いくら何でも単純すぎて、こういったことをしている会社がありふれているのではないか、という声が聞こえてきそうですが、試しに街に出て調べてみてください。チェーン店などを除いた個別のお店をみてみればよくわかりますが、20軒あたって1軒ぐらいの確率でしか、こういった類の取り組みをしていないのではないでしょうか。
チェーン店の場合、マニュアルで単品の注文があると「一緒にお飲み物はいかがですか」と言うように決まっているようで、特別という打ち出し方をせずとも、アルバイトの人たちが当たり前のように声をかけてきます。
チェーン店ですらやっているということは、それだけ効果が高いということが実証されているやり方なのです。ファストフード店で出てくるジュースの原価が非常に低いのは何となく想像できると思いますが、顧客にとっては飲み物がないと食べにくくて仕方ないので、必要なものなのです。
アルバイトの人たちが普通のものより、特別なものを提案した方が顧客に喜ばれますので、提案もしやすいはすです。まずは小規模なテストからでもかまいませんので、すぐに始めてみませんか。
若くてフットワークが良いスタッフを中心にお客様のサポートを行っています。 新しいことにどんどんチャレンジするスタッフが多く「それはできません」という仕事が少ないのが当社の特徴です。
弁護士や会計士、税理士、司法書士、社労士、中小企業診断士、行政書士、ファイナンシャルプランナーと社内にほとんどの専門家が常駐していることから、本当に必要なサービスを一ヶ所で受けることができる便利さが喜ばれています。