IFRSの収益認識への実務対応
ネットサーフィンしていてたまたま見つけた記事ですが、欧州の主要な製造業(主にルノーやダイムラーのような自動車会社)のIFRS適用状況について三菱電機が調査した記事がありました。それによると、特に収益認識については、「製品引渡し時に顧客から受領書を受け取ることはせず、製品が引渡し場所に到着した時点で収益を認識したり、出荷時点で収益を認識しつつも、期末日前の数日間は出荷を行わず、実質的に引渡し時点で収益を認識するということが行われている」ようです。期末日近くに製品を注文するのは要注意ですね(苦笑)。しかしこの記事で色々分かりました。欧州では全ての上場企業にIFRSが求められているわけではなく、新興企業が上場している市場(取引所規制市場)には証券取引所がどの会計基準を認めるのかを決定していること、日本のような四半期報告制度や内部統制制度は存在していないとのこと。理由は企業負担や情報開示の点から不要とのことだからそうです。至極ごもっともですね...