やはり中国でも
福田です。ニューヨーク証券取引所に上場している中国のIT系のロングトップ・フィナンシャル・テクノロジーズという会社に粉飾決算の疑惑が浮上したようです。監査をしていたのはデロイト・トウシュ・トーマツだそうですが、同事務所は監査契約の解消を申し出ているそうです。もともとロングトップの利益率は69%(売上総利益率のことだと思いますが)もあり、同業他社が30%台なのに比較して2倍も高く、不思議がられていたようですが、どうやらIPO直前に同社内に派遣会社を設立し、そこから技術者を派遣しているような形にして外注費等を低く見せていたようです。また、監査過程で同社経営陣から幾多の干渉があったともネット記事には書かれております。詳細はよくわからないのですが、急成長の徒花といいますか、「この道はいつか来た道」と感じさせるような話です。こういった事件を背景に、中国の株式市場も中長期的には上場審査や監査の目が厳しくなり、減速してしまうのか、乗り越えていくのか、注目したいところです。
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福田尚之公認会計士税理士事務所
公認会計士・税理士・証券アナリスト 福田尚之
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