福田です。本年度３月期より包括利益計算書の導入が始まり、我が国の上場企業に限りましてはIFRS導入作業が滞りなく段階的に進められております。IFRSに関しましては現状では日本の解説本はIFRSといいつつIFRSの名を借りた米国会計の話であるとか、欧州と米国の確執とか、色々裏の事情も聞きかじり、読みかじりしていたつもりでおりましたので論点が落ち着くまでにはまだしばらくかかるのではないかとそれ程つっこんだ勉強はしておりませんでしたが、書店に参りますと分厚いIFRS本が所狭しと並んでおり、会計士の端くれとしてさすがに取り組まないといけないなと決意をいたしました。古巣の新日本監査法人の出版しているものがかゆいところに手の届く解説をされているそうなので買ってみようと思います。しかしIFRS導入も含め上場コストの関係により上場廃止を考えている企業が増えているのは何ともやるせない話です。私も本音はこれだけ海外投資家が増えている現状でIFRSを導入することにどれだけの利点があるのか今ひとつわからない派なのですが...

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福田尚之公認会計士税理士事務所
公認会計士・税理士・証券アナリスト　福田尚之
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